「お父さんがどこかで生きていると思えるよ」主治医の言葉で献眼を決めました。

提供ご家族:70代男性のお嬢様

「お父さんがどこかで生きていると思えるよ」父が亡くなった後の主治医の言葉で献眼を決めました。私達の為に頑張って働いてくれた父。昼も夜も仕事をして、ただ家族の為に頑張った父。退職後、やっと自由な時間ができて、これから…と思っていた矢先の癌。告知から1年もたたない間に亡くなってしまった父。

辛がる父の背中をなでながら、「お父さんの病気を治してあげられなくてごめんね」と泣いた私の手をギュッと握った父。それから数日後、遠くにいってしまいました。

献眼については、どうしようか迷いがありましたが、主治医の一言で迷いがとれ「献眼します」と言いました。父が、今度は見知らぬ人の役に立ってくれる。父の眼で光を取り戻すことができるなら…そんな思いでした。

ありがとう、お父さん。やっぱり私のお父さんはすごい!亡くなっても人の役に立てるなんて。

本当にありがとう。今でも大好きだよ。

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