見えない壁だって、超えられる 〜映画『ライフ・イズ・クライミング』上映会〜

8月3日、福井県国際交流会館で長編ドキュメンタリー映画『ライフ・イズ・クライミング』の上映会がありました。主催は福井県視覚障がい者ネットワークと羽二重ネットです。

映画は、20代で全盲となったフリークライマー・コバ(小林幸一郎)さんと、視覚ガイドを務めるナオヤ(鈴木直也)さんの挑戦を追います。2人は世界選手権4連覇を果たした実力者。舞台は、アメリカ・ユタ州にそそり立つ赤い砂岩「フィッシャー・タワーズ」です。後半30分、垂直の壁を登る緊迫のシーンは圧巻。頂上はわずか30cm四方。風を受け流しながら体をずらし、白杖を掲げた瞬間には、会場も息をのみました。

上映後のトークでは、コバさんが語ります。「技術的には難しくありませんでしたが、怖さはありました。前に進むか退くか、その決断は自分次第です。」さらに、代表を務めるNPO法人モンキーマジックの理念にも触れました。「障がい者も健常者も、大人も子どもも関係なく、多様性を尊重する社会をめざしています。」熱く、そしてクレバーな語りに大きな拍手が送られました。
映画は8月にDVD発売予定です。